2014年8月24日日曜日

きっかけ

どうも遊思です。
昨日はサピアの茶話会に参加し嬉しい話がありました。

マインドマップ勉強会

lマインドマップ勉強会に参加された方が、その後自分でマインドマップを書いてみて、自分の適職を自分で気づけたというのです。
勉強会のページにも書いていますが、 サピアの勉強会は企画、構成、運用まで発達障害当事者が行っています。
今回の企画は僕が草案で関わった内容なので、自分なりに真摯に当事者のニーズに応えていくつもりで居ても、外していることはいくらでも有り得ます。
また、「参加いただいた方が実際に役に立つ形で提供できているか?」は 更に上のハードルになります。
なので「実際に使って、自分に合った職種で求職活動をしている」とお話を聞いた時には、(その方と交流があるというのもあり)我が事のように嬉しい気持ちで一杯になりました。
マインドマップ勉強会は講師も素晴らしい方ですので、 うまく行かなければ企画・構成の力不足である可能性は非常に高いと考えていました。
「『その後の反応』をお話いただけることもあるんだ!」と当事者会の魅力を改めて感じられました。

診断

前回の茶話会に、未診断で参加され診断を受けるか迷われている方が居りました。
今回も参加され、診断を受けたそうで「すっきりした」と話されていました。
前回成人の発達障害を診断してくれる信頼できる医療機関を紹介してくれた他参加者が居たのですが、僕もその場に居合わせ、「迷われてきた期間が長い方なので難しいかな?」と思っていました。 個人的に力になれている実感は皆無ですが、サピアに参加された方同士でこのような「きっかけ」を作り出せる。そして僕がその場を共有できるのは何よりの喜びです。

恋人

これは以前の話ですが、「サピアの茶話会やレクリエーションに参加して交流する中で自信が付き、別の場所で恋人が出来た」という方が居りました。僕は何が出来ているわけではないのですが、感謝頂く機会がありました。


きっかけ

 上記の例はいずれもも、周囲の力ではなく、その方自身の力できっかけを掴み変化した例だと思います。最近はこの「きっかけ」というのが、片意地をはらず、人と人との距離感、ふれあい方としてとても柔らかく、互いを傷つけない、優しい感じがして僕は好きです。
「きっかけになればいい」とも「なれたらいい」とも思わずに、ただ会をやり、また次の会を行なうので一杯一杯ですが、一時でも時間を共有した方が何かを得て帰って頂けるのはとてもありがたいことです。
サピアに関わる方が、「何かのきっかけ」を得て頂けると信じて、今後も活動を続けて行けそうです。

2014年8月22日金曜日

「聞く」とはどういうことだろう?

どうも遊思です。
酔っぱらいながらこれを書いています。
今日は50代の定型の方に悩みを聞いてもらっていた。

人の話を聞くとはどういうことだろう?

 その方がことあるごとに仰るのが、「まずは相手の話を聞くことだ」というものだ。
僕の中でも少しずつ理解が進んで、いざ人の話を聞こう!と思いやってみると、全く聞けている気がしない。相手は聞いてくれると言ってもらえることもあるが、そもそも人が人の話を「聞く」とは何なのか?がよく分からなくなってしまった。
むしろようやく自分が「分からないことが分かる」ようになった。
今日率直にお尋ねした所、「聞けている」かは話し手が実感することですよ。
ということだった。
  • 相手が話すペースを掴めるか?
  • 話したいことを話せていくか(人は一人では自分が話したい事を話せない)
  •  話す行為を通して自分を理解する助けになるか
辺りではないか?と教えていただいた。
カウンセリングで言う患者の2つのニーズ、
  • 共感
  • 問題解決方法
の後者にアプローチする方法だ。
当事者会に来る方も大概いずれかを求めて来られる。
賢明な方はどちらも簡単に得られるものではないことにお気づきになっているし、
少しでも発見や共感が有れば「良かった」と言って次回も続けてきてくださる方もおられる。
自分自身、全く自分の現状のできることに満足できていないし、
当事者会に参加いただく方にお応えできているとも思えないが
ニーズに応えていこうという姿勢だけは持ち続けていきたいと
改めて思った。

自分の判断押し付け

最近気になっている「よい」も「わるい」も
「自分の価値観、判断を人に押し付けているおこがましい行為」
という点で同じじゃないのか?
発達障害当事者同士、互いの想像以上に違いを抱えている中で
よいとかわるいとかを言えるほどそもそも相手を分かれるのか。
自分の基準が通用するのか?
に迷いを持っている
という話を聞いてもらっていた。

お相手の方が言うには、「仰るとおり、互いにそこまでは踏み込めない」と前置きした上で
「僕にも分かります」とか「共感できます」という形で留めておいて、『気持ちを聞いてあげる』のが大切なのではないか?
とお話いただいた。
当事者は「人との距離感を調整するのが苦手」という話も聞くが、「そもそも人と人がどこまで踏み込んで良いのか」は、障害有無を問わず、人として共通の関心事で、誰しも一度は深く自分に問うてみた方が豊かになれると感じている。
人との触れ合いのうまい方は、むやみに人を傷つけないし、人を尊重されるので人からも自然と尊重される。


2014年8月12日火曜日

サピア会議part2

ブログを見て下さっている方、こんばんは!サポーターのコウタローです。

先日の8月10日に遊思さん宅で僕の母親を交えて、9月に予定されている親との座談会の会議を行ないました。途中、休憩及び雑談を入れての4時間に渡る会議で内容の詳細や対応方法等、細かい点に至るまで大方決まり、会の開催が待ち遠しい今日この頃です。

さて、僕の母親と自分と、遊思さん、こばんにゃさんとの会議及び雑談は、母親にとって充実したもの?になったらしく、帰りの電車の中で遊思さん、こばんにゃさんとの会議の感想を聴くと嬉しそうに二人の印象を話してくれていました。また、遊思さんとこばんにゃさんに私が父親の変な所を話すと発想や思考の転換を話して下さり、大変参考になり、実際に試してみた所、家族皆に大ウケでした。

これからはブログのネタに詰まったら、父の変テコエピソードを載せて行こうかな?と思う所です。約一ヶ月後になりますが、マインドマップの勉強会に負けない位、リピーターが来る座談会になればと考えておりますので、御参加の程、心待ちにしております。

2014年8月4日月曜日

マインドマップ反省会part1


8月2日のサピア勉強会「マインドマップ」初級第一回目にご参加いただいた方、どうもありがとうございました。作業もありお疲れ様でした。また、講師のラクダ様、スタッフ一同ありがとうございました。

講師の楽しいのお話と、実際に書いてみる面白みにあっという間に時間をが過ぎて、もっと時間があった方がよかったなあ、と思われた方も多かったのではないでしょうか。
今回は初級第一回ということでしたが、今後初級第2回、中級とシリーズ化できる感触がしっかりもてた会だったと思います。
スタッフとした準備に加わらせていただいた僕はもちろん、他のスタッフも満足感がありました。
今回、消せる色鉛筆を持参していただくようにご案内していたので、もしかしたら「えっ、消せる色鉛筆なんてあるの?使ったことないなあ。文房具はいつもコンビニですませているけど、文房店いかないといけないのかな。そういえば近くに文房具店あったけなぁ。」なんて考えているうちに、当日を迎えてしまった、なんて方はいらっしゃらなかったでしょうか。
↑実際はラクダさんが沢山の色鉛筆を持ってきて下さったおかげで色鉛筆を買わずとも参加出来るようになっていました。
ちなみに、是非オススメの「消せる色鉛筆」が欲しい方はAmazonでも手に入れることができますので、
参考までに紹介します。
http://www.amazon.co.jp/dp/B001BMQJK6/ref=wl_it_dp_o_pC_S_ttl?_encoding=UTF8&colid=VU0Y671A82XO&coliid=I3LXCQIXOYWSJD

細かいところでは、5分置きになるタイマーがうるさかった等、反省会では改善点もそれなりに
ありました。
でも、反省点が気にならないくらいに大成功をおさめることができたのは、なんといっても講師のラクダ
さんの、すばらしい講演でした。
知識はもとより、初心者から経験者まで分かりやすく説明されたり、
質問をタイミングよく随時設けて、小さい疑問も解消しつつ、一つ一つ理解して進めていったり、
参加者の作成したマインドマップを他の参加者みんなに披露する展覧会を開いてくれたり、
また、レジュメがマインドマップで作成されていたは大変分かりやすく好評でした。
今回の勉強はラクダさんの人柄の良さはもとより、あやゆる面で素晴らしさが全面に出ていたように感じられました。
個人的も思うに、8月の末には、マインドマップ以外の別の勉強会もやるのですが、そっちの方が、同じように成功できるか不安です。でも今回にラクダさんを見習い、少しでも参加者のみなさまが満足していただけるようにしっかりと準備していこうと、気合が入りました。
このマインドマップ勉強会は、今後シリーズ化して、
次回は、9月に初級編をもう一度行います。
始めて参加される方も大歓迎です。
持ち物については原則不要としますので、上述の「消せる色鉛筆」をご用意できなくて参加できます。
参加者の皆様が楽しくこの勉強会を過ごせるように、今回2時間だったものを次回は3時間に延長して、
より満足いただけるように準備します。
ご興味のある方は、是非ともご参加いただきますようスタッフ一同お願いいたします。
今後とも楽しい茶話会、勉強会、イベントを開催していきますので、どうぞこれからもサピアを宜しくお願いします。