2014年12月29日月曜日

グループホーム勉強会 発表を終えて

今回は参加者という立場ではなく、発表者という視点で、12月20日のグループホーム勉強会について振り返りたいと思います。

当日の会場には20人ほど集まり、大勢の前で発表しようとすると緊張や不安に襲われやすい自分には難イベントだと感じていました。ただ、他のスタッフの力と少し漢方の力を借り、無事最後まで発表をやり終えることが出来ました。会場の予約、告知、打ち合わせ、会場準備、当日の進行、励まし(安心感・のど飴の提供)、アンケートの補足説明などスタッフの協力を得て、一人ではできない充実した内容の勉強会になりました。
 
 以下、記録の意味で、今回の発表を通して自分がしたことをまとめました。

【事前準備】
①テーマ決め
②資料準備(主に国会図書館、インターネット)
③発表用資料(配布用含む)、おまけ資料の作成・・・何度も印刷して文字の見やすさ重視
④アンケート作成
⑤発表原稿作成・・・スライド1枚あたり発表時間1分目安で原稿作成
⑥メイン・おまけ資料、アンケートの印刷&質問カードの準備

【発表当日】
①発表
②発表音声の録音
③質問カードへの回答

【発表後】
①アンケート結果のデータ作成
②質問カードのデータ作成
など

なお、グループホーム勉強会で発表に用いた資料(の一部)を
当日参加できなかった方のために、後日サピアブログにアップ予定です!
もうしばらくおまちください(*^_^*)


2014年11月6日木曜日

信頼

先日お話を聞けた女性の当事者の話。
その方は印象として、「どこが障害なのか分からない」と思うくらいコミュニケーションを普通にこなされている。

しかし話しを聞くと学生時代は「自分はそのつもりがないのに相手を怒らせたり傷つける内容」を口にして友人が出来なかったそうだ。
なぜ変われたのか?をお聞きすると、信頼できる友人とスカイプで話しをする時、NGな発言をするとその場で即

  1. 何がいけないか
  2. (話相手から見て)どう思ったか

をフィードバックされるという日々を年単位で送ってきたそうだ。
決して耳に優しい言葉ではないだろうが、「なぜそこまでして『直そう』と思えたのか?」と聞くと、
「相手の方を失いたくなかった」と教えてくれた。

また、「それまで注意してくれた人の言葉では直せなかったのに、なぜその人から言われたら直せたのか?」と言うのもお聞きすると、「やっぱり信頼関係が大事だし、甘えがあるから家族以外から言われる経験が必要」とのことだった。

常日頃確信に近く思い、感じているのは、変わらなくても生きていけるし、変わっても望む生き方は出来ないかも知れない。

  • 当事者の方ひとりひとりにコミュニケーション力を身につけて欲しいなんて思わないし、
  • 定型の方に合わせて欲しいとも思う気持ちも軽くなった。

代わりに

  • その人が「人とどう関わりたいか?」
  • その人が「どう人と関わるのが最善か?」

に関心が向くようになって来た。自分なりに何か形が見えたとしても、特に相手に伝えたりはしないし、助言したいとも思わない。
相手の方が望むのなら喜んでするが、その人のモカシン靴を僕は履いたことがないし、僕のモカシン靴もまた人のとは違う。


Never criticize a man until you've walked a mile in his moccasins.
その人のモカシン靴を履いて1マイル歩いてみるまでは、批判をしてはいけない。

http://ookina-ki.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/one-day-proje-3.html

2014年11月2日日曜日

最近覚えた生活に便利なこと。

最近、通院中の病院のデイケアに通うようになり、
臨床心理士の先生と、ADHDの皆さんと、
ADHDの特性について、ディスカッションを行ったりしています。

そこで学んだり、気付きがあったり、
便利で生活に組み込みたいなと思ったことを、共有したいと思います。


■外部脳を利用する

「外部脳」とは、物理的に存在するものではありません。

物理的に存在するといえばするのですが、
それはメモとペンということになります。

何か作業中にハッと別のことが頭に浮かんでしまい、
そちらに気を取られて、本来の作業が進まなくなった時に、
いったんその思い浮かんだ別のことをメモして、
頭(内部の脳みそ)から追い出して、忘れてしまいます。

その時やらなければいけなかったことを終わらせてから、
再びメモを見て、さっき思いついたことに次に取り掛かるかどうかきめます。

わたし自身、まだうまく利用できてないですが、
これから取り入れていきたいとおもっています。

■気がそれることを利用して、嫌な作業を終わらせる

特性の一つとして、何かに気を取られて作業が進まないというのがありますが、
これを逆手にとった方法だね、と先生が仰られていたのが、
「好きな音楽を聴き(歌い)ながら、苦手な作業を進める」こと。

これはわたしも無意識のうちにやっていたことだったのですが、
ほかにもやってる方もいて、苦手なことが捗るようになるということで、
気がそれる特性をうまく利用した例なのでは?ということだったので、
実践したことがない人がいたら是非やってみてほしいです。

わたしは家事がとても苦手で、3分程度しか一つの家事に集中できません。
洗い物が山のようにあっても、3分したら挫折してしまうし、
掃除機も3分かけたら休憩したくなるし、
洗濯物も干すのが3分でダルくなってしまって続きません。

そこでわたしは、好きな音楽をヘッドフォンで爆音で聴きながら、
3分ごとに、洗い物→掃除機→洗濯干し→洗い物→(以下エンドレス)
という風に、ローテーションで回していくことを、以前より意識して実践しています。

ハタから見るとめちゃくちゃなんですが、
意外と短時間で家事を終わらせることができるようになってきつつあります。



みなさんそれぞれ、苦手なことも違えば、工夫の仕方も変わるとは思うのですが、
上記の方法が、誰かひとりのひとにでも役に立ったら嬉しいなと思います。


2014年10月17日金曜日

生まれ変わっても発達障害に生まれたい

「生まれ変わっても発達障害に生まれたい」
縁有ってお話を聞くことが出来たある発達障害当事者の言葉。

少なからず衝撃を受けた。その方にお会いするまで、障害、診断をネガティブに捉えていた自分がいたからだ。
同じ境遇で、発達障害当事者としての人生を前向きにポジティブに考えている方が居るという存在が何よりも勇気付けられる経験をした。

「障害」という名の通りいくらでもネガティブに捉えられるものであるが、当人の受け止め方、心の持ちようで、障害というものもむしろプラスになってしまう生き方を目の当たりにして、自分の考え方、物事の捉え方が1面的であることに気付かされた。

当事者として、障害枠で糊口を凌がせていただいている身として、また色々な方の支え、ご縁があって、当事者会を運営する立場に付かせて頂いて思うのは、
もうそろそろ個人としても、発達障害の診断を受けてよかった、発達障害に生まれてよかったと言う側に自分がなっているのではないかと考えざるを得ない。

発達障害という診断を通して、当事者の方と出会え、仕事でも多くの方の配慮を頂き、生き甲斐を、居場所を貰えている自分がいる。

障害や困りごとの度合い、深刻度は人それぞれで、ぼくの話など恵まれすぎて参考にならない部分は有るかも知れないが、発達障害の診断を受けたおかげで、サピアや参加いただく方と時間を共有できるのはありがたい話だと改めて感じます。

2014年10月14日火曜日

昨日の父の言動

父今日の一コマ
我が家の犬の散歩は、父が担当
犬の名前は、レンです。
昨日は、父が犬の散歩が楽しかったらしく、
「散歩の行き先が決まらなくてあっちへうろうろ、こっちへうろうろして最終的には畑に行ったんだよ。おもレンちゃんだろ?」と嬉しそうに話す父。
「おもレンちゃんてなんだよ?」と返す俺。
「おも(しろ)レンちゃんて事だよ」という父。
父よ。なんでも略すな。
それと略しずきて意味不明だろ。
と思わず突っ込まずにはいられませんでした。
このような両親の変わった言動を皆さんはどのように対処されていますか?
茶話会でご一緒したら是非教えて下さい。

2014年10月12日日曜日

感情表現のうまい人とは?

当事者の集まりでタイトルの話になった。

■感情と当事者
実感として当事者で「感情の認知」を定型の方と同じレベルで遜色なく行える方の方が少ない。
その中でも

1.認知できない感情が身体症状などで表れて苦しむ
2.認知したがどう対応すればよいのか分からない
3.対応方法が野蛮(押し殺す、攻撃的に相手にぶつける)

と言った段階に分かれる。
さらにそれを
1.苦と思うか、思わないか。
2.相手や周囲のせいだと思うか自分の課題だと思うか
(その見解が正しい場合も行き過ぎな場合も含む)

でも分かれてくる。


■感情労働
金子みすずの詩・童謡集[こだまでしょうか]

のように、感情表現はを人対人で行うと表明した感情は程度の差はあれ相手に連鎖する。
そう言った作用がある以上、感情はそれ自体がコミュニケーションツールであり、生産される対象だ。

感情労働

の言葉通りそれ自体が対価の支払われる労働であり、無償で行われれば搾取とも表現できる。

彼らのような感情労働のプロは一義的に「感情表現のうまい人」だ。


■実感情と表明感情のマルチコントロール
彼らの特徴は
自分はネガティブな感情への連鎖はせず
相手にポジティブ感情への連鎖(転換)を提供し続ける。

彼らは、

1.自分の実感情
2.表明する感情

を別々に制御し、時に適切な量をリンクし成果を最大化する。


■ネガティブ感情を使いこなす
さらに様々な「カリスマ」と呼ばれる人物になると、怒哀、ネガティブで一般的にNGとされる感情表現すらも使いこなす。
例えば、彼らに怒られた受け手は、「自分に期待してくれているから怒ってくれた」と解釈する。
比喩的に言うならば、カリスマとは、「受け手の期待を超えて裏切る商品、感情労働を提供する人」とも言える。

「相手にこれをこう伝えたらこうなるだろう」という感覚と、それを行える演技力が高い。
さらに別の要素として上記の能力に加え、用途。
「その能力を何に使うか?」

1.利己的なものであるか
2.利他的なものであるか

によっても、「うまい」の深さに差が出る。


■感情の上書き
「自分を好きな人は、人を嫌いにならない。なぜなら嫌いな人を思う時間は快適ではない。快適に過ごせる時間をより多くすごす秘訣は嫌いにならないことだ」と言う言葉の通り
自分のネガティブな感情をポジティブに上書きをする能力に長けている人は、細かなことで落ち込まないし、理不尽にも強い。


■限度
「実感情と表明感情のマルチコントロール」と「感情の上書き」は可能量が人ぞれぞれにあり使いすぎると疲弊が凄まじい。
二義的に「感情表現のうまい人」とは自身の許容量を知り、範囲内で的確な場面で使用する人だ。

2014年9月23日火曜日

感想 : 「発達障害者と親の会」

金曜日の晩から襲われたひどい風邪も
日曜は軽い咳だけになったので、サピアの勉強会に参加してきました。
今日のテーマは「当事者と親」

配布された資料には
タイムスケジュールがあり、時間の流れが視覚化されていて理解しやすくよかったです。
さらに、親への質問があらかじめ23個に絞られ、その質問と回答内容をまとめたものまでありました。
これで聞き漏らしも防げます。

実際の進行では 、インタビューアーの当事者が母親にどんどん切り込んで行くようなかたちで、答える方の真剣さや緊張感が伝わってくるとても臨場感のある時間でした。

当事者とその母親による質問と回答のあとは
参加者からの 質問の時間、茶話会もありました。

全体を通して 話題に出たことで特に自分が関心を持ったのは、一人暮らしや結婚、親の亡くなったあとのことなど将来の生活についてです。
個人的には、今後の勉強会でそこの不安を解消できるような内容を取り上げられたらと思います。


スタッフ