2014年10月12日日曜日

感情表現のうまい人とは?

当事者の集まりでタイトルの話になった。

■感情と当事者
実感として当事者で「感情の認知」を定型の方と同じレベルで遜色なく行える方の方が少ない。
その中でも

1.認知できない感情が身体症状などで表れて苦しむ
2.認知したがどう対応すればよいのか分からない
3.対応方法が野蛮(押し殺す、攻撃的に相手にぶつける)

と言った段階に分かれる。
さらにそれを
1.苦と思うか、思わないか。
2.相手や周囲のせいだと思うか自分の課題だと思うか
(その見解が正しい場合も行き過ぎな場合も含む)

でも分かれてくる。


■感情労働
金子みすずの詩・童謡集[こだまでしょうか]

のように、感情表現はを人対人で行うと表明した感情は程度の差はあれ相手に連鎖する。
そう言った作用がある以上、感情はそれ自体がコミュニケーションツールであり、生産される対象だ。

感情労働

の言葉通りそれ自体が対価の支払われる労働であり、無償で行われれば搾取とも表現できる。

彼らのような感情労働のプロは一義的に「感情表現のうまい人」だ。


■実感情と表明感情のマルチコントロール
彼らの特徴は
自分はネガティブな感情への連鎖はせず
相手にポジティブ感情への連鎖(転換)を提供し続ける。

彼らは、

1.自分の実感情
2.表明する感情

を別々に制御し、時に適切な量をリンクし成果を最大化する。


■ネガティブ感情を使いこなす
さらに様々な「カリスマ」と呼ばれる人物になると、怒哀、ネガティブで一般的にNGとされる感情表現すらも使いこなす。
例えば、彼らに怒られた受け手は、「自分に期待してくれているから怒ってくれた」と解釈する。
比喩的に言うならば、カリスマとは、「受け手の期待を超えて裏切る商品、感情労働を提供する人」とも言える。

「相手にこれをこう伝えたらこうなるだろう」という感覚と、それを行える演技力が高い。
さらに別の要素として上記の能力に加え、用途。
「その能力を何に使うか?」

1.利己的なものであるか
2.利他的なものであるか

によっても、「うまい」の深さに差が出る。


■感情の上書き
「自分を好きな人は、人を嫌いにならない。なぜなら嫌いな人を思う時間は快適ではない。快適に過ごせる時間をより多くすごす秘訣は嫌いにならないことだ」と言う言葉の通り
自分のネガティブな感情をポジティブに上書きをする能力に長けている人は、細かなことで落ち込まないし、理不尽にも強い。


■限度
「実感情と表明感情のマルチコントロール」と「感情の上書き」は可能量が人ぞれぞれにあり使いすぎると疲弊が凄まじい。
二義的に「感情表現のうまい人」とは自身の許容量を知り、範囲内で的確な場面で使用する人だ。

2014年9月23日火曜日

感想 : 「発達障害者と親の会」

金曜日の晩から襲われたひどい風邪も
日曜は軽い咳だけになったので、サピアの勉強会に参加してきました。
今日のテーマは「当事者と親」

配布された資料には
タイムスケジュールがあり、時間の流れが視覚化されていて理解しやすくよかったです。
さらに、親への質問があらかじめ23個に絞られ、その質問と回答内容をまとめたものまでありました。
これで聞き漏らしも防げます。

実際の進行では 、インタビューアーの当事者が母親にどんどん切り込んで行くようなかたちで、答える方の真剣さや緊張感が伝わってくるとても臨場感のある時間でした。

当事者とその母親による質問と回答のあとは
参加者からの 質問の時間、茶話会もありました。

全体を通して 話題に出たことで特に自分が関心を持ったのは、一人暮らしや結婚、親の亡くなったあとのことなど将来の生活についてです。
個人的には、今後の勉強会でそこの不安を解消できるような内容を取り上げられたらと思います。


スタッフ

2014年9月18日木曜日

感想 : 第3回 人間関係悩んでーる

9月13日はサピアの勉強会が開催されました。

勉強会のテーマは、
人間関係の悩みを共有・解決するというもので、
参加者は共通する悩みの種類で3~4人のグループに分かれ
問題の整理や将来どうしていきたいかなど話し合いました。

一人で悩みを抱え込むのとは違い、
こうした場に参加して相談してみると、
悩みが思いもよらない早さで薄れていくような気がします。
勉強会の終了後には、自分も含め参加者の表情が満足そうだったのが印象的でした。


人間関係は悩むものでもありますが、それを改善できるのも人間関係の良さだと
参加して気付かされます。


この勉強会は今回で終わりではなく、
改良を重ね、次回の開催も予定されているので
興味ある方はぜひ参加してみてください。

スタッフ

2014年9月14日日曜日

第3回人間関係なやんでーるを終えて

「家族のだらしない所を許せるようになりたい」
と話す方が居て、そもそも当時者会に来てそれを「困りごと」として挙げる優しさを本人や周りは気が付いているのか?
ぼくならそのような家族を話題にする時間すら持ちたくないだろう。と思っていた。
理想と現実の狭間。
「人との距離を割り切れない障害」を抱え生きていく人。


茨木のり子さん
「自分の感受性くらい」の一節


自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

を思い出す。「守る」とはどういうことなのか?
ぼくは「自分を守っている」だけで、「自分の感受性」は二束三文。平気で売り渡しているのではないか?と、考えずにはいられない。

世に売られているやり方で、「人との距離を割り切れない」のを「何かのせい」にして来た自分。
だが今、「無いなら自分でやり方を作ろう」思えるようになった。
そのきっかけは、今までに知らない「自分に似た人」と出会えた当時者会だ。


引用
http://marieantoinette.himegimi.jp/gardenzibun.html

2014年8月24日日曜日

きっかけ

どうも遊思です。
昨日はサピアの茶話会に参加し嬉しい話がありました。

マインドマップ勉強会

lマインドマップ勉強会に参加された方が、その後自分でマインドマップを書いてみて、自分の適職を自分で気づけたというのです。
勉強会のページにも書いていますが、 サピアの勉強会は企画、構成、運用まで発達障害当事者が行っています。
今回の企画は僕が草案で関わった内容なので、自分なりに真摯に当事者のニーズに応えていくつもりで居ても、外していることはいくらでも有り得ます。
また、「参加いただいた方が実際に役に立つ形で提供できているか?」は 更に上のハードルになります。
なので「実際に使って、自分に合った職種で求職活動をしている」とお話を聞いた時には、(その方と交流があるというのもあり)我が事のように嬉しい気持ちで一杯になりました。
マインドマップ勉強会は講師も素晴らしい方ですので、 うまく行かなければ企画・構成の力不足である可能性は非常に高いと考えていました。
「『その後の反応』をお話いただけることもあるんだ!」と当事者会の魅力を改めて感じられました。

診断

前回の茶話会に、未診断で参加され診断を受けるか迷われている方が居りました。
今回も参加され、診断を受けたそうで「すっきりした」と話されていました。
前回成人の発達障害を診断してくれる信頼できる医療機関を紹介してくれた他参加者が居たのですが、僕もその場に居合わせ、「迷われてきた期間が長い方なので難しいかな?」と思っていました。 個人的に力になれている実感は皆無ですが、サピアに参加された方同士でこのような「きっかけ」を作り出せる。そして僕がその場を共有できるのは何よりの喜びです。

恋人

これは以前の話ですが、「サピアの茶話会やレクリエーションに参加して交流する中で自信が付き、別の場所で恋人が出来た」という方が居りました。僕は何が出来ているわけではないのですが、感謝頂く機会がありました。


きっかけ

 上記の例はいずれもも、周囲の力ではなく、その方自身の力できっかけを掴み変化した例だと思います。最近はこの「きっかけ」というのが、片意地をはらず、人と人との距離感、ふれあい方としてとても柔らかく、互いを傷つけない、優しい感じがして僕は好きです。
「きっかけになればいい」とも「なれたらいい」とも思わずに、ただ会をやり、また次の会を行なうので一杯一杯ですが、一時でも時間を共有した方が何かを得て帰って頂けるのはとてもありがたいことです。
サピアに関わる方が、「何かのきっかけ」を得て頂けると信じて、今後も活動を続けて行けそうです。

2014年8月22日金曜日

「聞く」とはどういうことだろう?

どうも遊思です。
酔っぱらいながらこれを書いています。
今日は50代の定型の方に悩みを聞いてもらっていた。

人の話を聞くとはどういうことだろう?

 その方がことあるごとに仰るのが、「まずは相手の話を聞くことだ」というものだ。
僕の中でも少しずつ理解が進んで、いざ人の話を聞こう!と思いやってみると、全く聞けている気がしない。相手は聞いてくれると言ってもらえることもあるが、そもそも人が人の話を「聞く」とは何なのか?がよく分からなくなってしまった。
むしろようやく自分が「分からないことが分かる」ようになった。
今日率直にお尋ねした所、「聞けている」かは話し手が実感することですよ。
ということだった。
  • 相手が話すペースを掴めるか?
  • 話したいことを話せていくか(人は一人では自分が話したい事を話せない)
  •  話す行為を通して自分を理解する助けになるか
辺りではないか?と教えていただいた。
カウンセリングで言う患者の2つのニーズ、
  • 共感
  • 問題解決方法
の後者にアプローチする方法だ。
当事者会に来る方も大概いずれかを求めて来られる。
賢明な方はどちらも簡単に得られるものではないことにお気づきになっているし、
少しでも発見や共感が有れば「良かった」と言って次回も続けてきてくださる方もおられる。
自分自身、全く自分の現状のできることに満足できていないし、
当事者会に参加いただく方にお応えできているとも思えないが
ニーズに応えていこうという姿勢だけは持ち続けていきたいと
改めて思った。

自分の判断押し付け

最近気になっている「よい」も「わるい」も
「自分の価値観、判断を人に押し付けているおこがましい行為」
という点で同じじゃないのか?
発達障害当事者同士、互いの想像以上に違いを抱えている中で
よいとかわるいとかを言えるほどそもそも相手を分かれるのか。
自分の基準が通用するのか?
に迷いを持っている
という話を聞いてもらっていた。

お相手の方が言うには、「仰るとおり、互いにそこまでは踏み込めない」と前置きした上で
「僕にも分かります」とか「共感できます」という形で留めておいて、『気持ちを聞いてあげる』のが大切なのではないか?
とお話いただいた。
当事者は「人との距離感を調整するのが苦手」という話も聞くが、「そもそも人と人がどこまで踏み込んで良いのか」は、障害有無を問わず、人として共通の関心事で、誰しも一度は深く自分に問うてみた方が豊かになれると感じている。
人との触れ合いのうまい方は、むやみに人を傷つけないし、人を尊重されるので人からも自然と尊重される。


2014年8月12日火曜日

サピア会議part2

ブログを見て下さっている方、こんばんは!サポーターのコウタローです。

先日の8月10日に遊思さん宅で僕の母親を交えて、9月に予定されている親との座談会の会議を行ないました。途中、休憩及び雑談を入れての4時間に渡る会議で内容の詳細や対応方法等、細かい点に至るまで大方決まり、会の開催が待ち遠しい今日この頃です。

さて、僕の母親と自分と、遊思さん、こばんにゃさんとの会議及び雑談は、母親にとって充実したもの?になったらしく、帰りの電車の中で遊思さん、こばんにゃさんとの会議の感想を聴くと嬉しそうに二人の印象を話してくれていました。また、遊思さんとこばんにゃさんに私が父親の変な所を話すと発想や思考の転換を話して下さり、大変参考になり、実際に試してみた所、家族皆に大ウケでした。

これからはブログのネタに詰まったら、父の変テコエピソードを載せて行こうかな?と思う所です。約一ヶ月後になりますが、マインドマップの勉強会に負けない位、リピーターが来る座談会になればと考えておりますので、御参加の程、心待ちにしております。